カシスが持つ18の効能と効果

カシスは「眼精疲労(目の疲れ)」や「視力改善」に有効な効能を持つ果物として知られています。しかし、カシスにはその他にも期待できる効果があります。このページではカシスの持つ成分特徴を軸にカシスの効能や効果を<18>にまとめてご紹介します。

カシスとは?

カシスは、黒に近い濃い紫色をした果物で、カクテルやリキュールとしてよく知られています。

原産のヨーロッパでは、18世紀に「若返りにも効果がある万病に効く薬」と紹介されたことから、民間薬として用いられるようになりました。

日本ではカシスの他に「黒すぐり」や「黒房すぐり」と呼ばれることもあります。

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カシスに含まれる有効成分

カシスの有効成分はカシスポリフェノールと言われる抗酸化作用を持つ成分です。その中で代表的なのはアントシアニンですが、カシスに含まれるアントシアニンはアントシアニンを多く含むベリー類の中でも特徴があり、カシスアントシアニンと呼ばれます。

また、カシスには他のフルーツと比べてもビタミンやミネラルが多く含まれている健康食材です。

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カシスが持つ4つの効能

カシスには目の疾患をはじめに筋肉疲労や動脈硬化など多くの症状に効果が期待できますが、それらの効果の根本を成すのが次の<4>つの効能です。

  1. 活性酸素を除去する効能
  2. 末梢血管(毛細血管)の血流を改善する効能
  3. 毛様体筋を弛緩する効能
  4. ロドプシンの再合成促進作用

活性酸素を除去する効能

カシスには活性酸素を除去する抗酸化作用という効能があります。

活性酸素は不安定なために細胞を損傷させる性質があり、癌をはじめとする様々な病気や老化の要因とされています。

目は紫外線にさらされる時間が長く、また網膜は酸素消費量が多いため活性酸素が発生しやすい場所です。

目に発生する活性酸素は水晶体や網膜など目の老化を早め、視力低下や眼病の要因になると言われています。

カシスにはアントシアニンをはじめ、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEといった強力な抗酸化成分を豊富に含んでいます。

特にカシスに含まれるアントシアニンはカシスアントシアニンと呼ばれ、他のベリー類と比べても活性酸素を除去する効能が強いと言われています。

これらカシスの強力な抗酸化作用は目の老化を軽減し、視力低下や眼病の発生を抑制すると考えられています。

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末梢血管(毛細血管)の血流を改善する効能

カシスには抹消血管の血流を改善する効能があるとされます。末梢血管とは一般的に毛細血管に代表される細い血管のことを指します。

末梢血管の血行不良は冷え性や肩こり、腰痛や肌荒れ・ニキビなどの要因となります。

また、目は末梢血管が集中している場所であるため、末梢血管の血行不良による障害が起きやすい場所です。疲れ目(眼精疲労)や目の下のクマ、緑内障、白内障などは末梢血管の血行不良が関係していると言われます。

カシスポリフェノールは末梢血管を拡張して血流を改善する効能があり、これらの症状を予防、改善する効果が期待できます。

更にカシスアントシアニンは代謝されずに血管に移行するため、速効性も期待できます。

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毛様体筋を弛緩させる効能

毛様体筋とは眼の水晶体を調節してピントを合わせる筋組織の一種です。

近くを見ようとする時は毛様体筋が緊張して水晶体が厚くなり、遠くを見ようする時は毛様体筋が弛緩して水晶体が薄くなります。

毛様体筋の緊張が続くと、眼精疲労(目の疲れ)やピントフリーズ現象、近視や老眼等、視力の低下につながります。

カシスに含まれるカシスアントシアニンには毛様体筋を弛緩させる働きがあります。これにより目をリラックスさせることができ、眼精疲労(目の疲れ)やピントフリーズ現象の軽減が期待できます。

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ロドプシンの再合成を促進する効能

ロドプシンは網膜にある光を感知する色素で、暗がりの中でモノを見る時に必要な物質です。ロドプシンは光にあたると分解し、その後再合成します。これが光を感知する仕組みです。

老化や目の酷使で網膜の機能が低下するとロドプシンの再合成が遅くなります。そうなると暗がりの中でモノが見えにくくなったり、目が疲れたりすることがあります。

アントシアニンはロドプシンの再合成を促進する効能があることが分かっています。特にカシスアントシアニンはその効能が強いと言われています。

しかも、カシスにはロドプシンの材料となるビタミンAが豊富に含まれているため、他のアントシアニン系の食品よりも効果が期待できます。

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カシスに期待できる14の効果

カシスには前述した<4>つの効能を軸に次の<14>の効果が期待できます。

  1. 視力回復効果
  2. 目の疲れ(眼精疲労)の緩和効果
  3. 目のかすみ(ピントフリーズ現象)を改善する効果
  4. 夜盲症(鳥目)を改善する効果
  5. 老眼を予防する効果
  6. 緑内障を予防・抑制する効果
  7. 白内障を予防・抑制する効果
  8. 加齢性黄斑変性症を予防・抑制する効果
  9. 目の下のクマの解消
  10. 冷え性の改善
  11. 筋肉疲労の回復促進効果
  12. 肩こりの抑制・解消
  13. 動脈硬化の予防・改善
  14. インフルエンザ予防

視力回復効果

カシスを含むベリー類の効果でもっとも知られているのがこの視力回復効果です。実際には完全に悪くなった視力を回復する程の効果は期待できませんが、仮性近視程度であれば回復が期待できます。

カシスの視力回復効果は「水晶体の屈折率の低下抑制」「毛様体筋の緊張緩和」「目の血流不全の解消」「ロドプシンの再生促進」「網膜における活性酸素の除去」等の効能により成り立っています。

これらはアントシアニンの効能でもあるため、ブルーベリーなど他のアントシアニンを含む食品にも同様の効果がありますが、カシスアントシアニンはブルーベリーなどのアントシアニンと比べて速効性と持続性があるため、より効果が期待できると言われます。

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目の疲れ(眼精疲労)を緩和する効果

目の疲れ(眼精疲労)の多くは「目の使いすぎ」によるものです。目を使いすぎるとピントを合わせる毛様体筋が硬直し、目の血流も悪くなってきます。

また、長時間目を使うと光を認識するロドプシンという網膜内の物質の再合成に支障が生じ、視力が低下したり、目がシバシバしてきます。

これらの状態になると目の疲れが生じてきて、それが続くと眼精疲労になります。

カシスには目の疲れを軽減する効能が4つあります。それは「目の血流を改善する」「毛様体筋をリラックスさせる」「ロドプシンの再合成を促進する」「栄養補給」です。

このようにカシスには目の疲れ(眼精疲労)の原因を改善する効能があります。その為、カシスは眼の疲れを緩和する効果が期待できるのです。

目の疲れ(眼精疲労)を緩和するカシスの効果を詳しく見る⇒

目のかすみ(ピントフリーズ現象)の改善効果

人がモノを見る時は眼球にある水晶体を厚くしたり薄くしたりしてピントを合わせます。この時、水晶体を調節するのが毛様体筋という水晶体の周りにある筋肉です。

パソコンなどを近くのモノを長時間見続けると、毛様体筋の緊張が続き機能が低下してきます。その為、遠くをみた時に毛様体筋が弛緩せず、水晶体が厚いままになってピントが合わなくなります。これがピントフリーズ現象や目がかすむ理由です。

カシスにはこの毛様体筋の緊張を緩和させる効能があります。また、カシスには目の血流を改善する効能もあるため、毛様体筋の機能の回復を早めます。

これらの効能によってカシスは目のかすみ(ピントフリーズ現象)を改善するのです。

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夜盲症(鳥目)を改善する効果

夜盲症(鳥目)とは暗い場所での視力が低下する病気です。人は暗闇でも瞳孔を広げ、網膜に伝わる光量を増やしわずかな光でも感知します。

目が光を感知するのは、網膜にあるロドプシンという物質に光があたると分解、再合成する性質がああるためです。

夜盲症は主にこのロドプシンの障害が原因で、その多くはロドプシンの材料であるビタミンA不足か網膜の機能低下によってロドプシンの再合成が遅れるためです。

アントシアニンはロドプシンの再合成を促進する効能があることが分かっています。

特にカシスに多く含まれるシアニジン系のアントシアニンにはロドプシンの再合成作用が強いことが多くの実験で報告されています。

更にカシスにはロドプシンの材料となるビタミンAを多く含むため、他のベリー類よりも高い効果が期待できます。

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老眼を予防する効果

老眼は「水晶体の硬化」と「毛様体筋の機能低下」により近くのモノを見る時にピントが合わせられなくなる症状です。

「水晶体の硬化」の原因は主に「酸化変性」と「老廃物の蓄積」とされます。「酸化変性」とは水晶体が活性酸素により酸化して硬くなることです。

「毛様体筋の機能低下」の原因は目の酷使です。目を酷使すると毛様体筋の異常緊張が頻繁に起こり毛様体筋が劣化していきます。

カシスには活性酸素を除去し、血流を促進する効能があります。それにより「酸化変性」と「老廃物の蓄積」を抑制し、水晶体の硬化を軽減することができます。

また、カシスには毛様体筋を弛緩し、リラックスさせる効能もあり、毛様体筋の機能低下を軽減させます。

このようにカシスには老眼の要因を抑制する予防効果が期待できるのです。

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緑内障を予防・抑制する効果

カシスの持つ「抗酸化作用」と「血流改善作用」の二つの効能は緑内障の予防と進行抑制に効果的と考えられます。

緑内障とは網膜神経節細胞死により、視野が狭くなり最終的には失明に至る病気です。網膜神経節細胞死の主原因は房水の排出障害により眼圧が高くなることですが、その他にも活性酸素による酸化ストレスや網膜の血流不全が関係していると考えられています。

カシスには活性酸素を除去する効能があり、房水の排出障害の要因といわれる線維柱帯の酸化ストレスを抑制し、眼圧の上昇を防ぐ効果が期待できます。さらに網膜神経節細胞への酸化ストレスも軽減できると考えられます。

また、カシスには網膜神経節細胞死に関係していると思われる網膜の血流を改善する効能もあるなど、カシスには緑内障の予防や進行抑制の効果が期待できる要素があります。

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白内障を予防・抑制する効果

白内障にもカシスは効果的と言われますが、実際のところそれほど実験報告や論文があるわけではありません。その為、白内障に対するカシスの効果は限定的と思われます。

しかし、カシスには水晶体を健康に保つ効能と白内障の一つの要因と考えられている活性酸素を除去する効能があります。

特にカシスには白内障を予防・抑制すると言われるビタミンCが多く含まれています。その量はレモンの2倍、ミカンの3倍と言われます。

そう言った意味ではカシスにも白内障を予防したり、進行を抑制する効果が期待できると言えます。

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加齢性黄斑変性症を予防・抑制する効果

加齢性黄斑変性症は網膜の中心にある黄斑という部分に障害が起き、視力が失われていく病気です。

カシスには加齢性黄斑変性症に直接作用する効能はありませんが、加齢性黄斑変性症に効果的と言われる成分を多く含んでいます。

加齢性黄斑変性症に効果的な成分の代表はルテインですが、その他にもビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛などが推奨されます。

カシスは果物の中でもビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛がバランスよく豊富に含まれている果実であり、加齢性黄斑変性症の予防や進行の抑制に高い効果が期待できます。

また、カシスアントシアニンも網膜の活性酸素を除去する作用があるため、加齢性黄斑変性症の予防するのに効果的な食材と言えます。

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目の下のクマの解消

アントシアニンを含むベリー類は目の下のクマの解消に効果的とされます。その中でもカシスはクマを改善する効果が高いと言われています。

カシスに効果があるとされるのは目の下の血行不良が原因とされる「青クマ」と言われるクマです。アントシアニンは血流を促進する効能があり、この青クマの解消に効果があるとされます。

しかも、アントシアニンは代謝されず直接目の下の血管に作用するため速効性が期待できます。またカシスに含まれるアントシアニンは持続性があることも特長です。

さらに、カシスに多く含まれているビタミンEも血行促進効果があるので相乗効果が見込めます。その他にもカシスにはビタミン、ミネラルが豊富に含まれているためクマができる根本原因を軽減する効果も期待できるのです。

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冷え性の改善

ヨーロッパでは古くから寒い時期にカシスをお湯で割るホットカシスを飲んで体を温めるという習慣があるそうです。

ヨーロッパではカシスを薬用として利用していたので、感覚的にカシスに体を温める効能があることを気付いていたのかもしれません。

冷え性とは主に手足に冷えを感じる症状のことを言いますが、その原因は末梢血管の血行不良と言われます。

カシスに含まれるカシスアントシアニンには末梢血管の血流を改善する効能があり、冷え性を改善するための民間療法としてカシス抽出物が使われることがよくあります。

また、カシスには同様に血行を良くするとされるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEも豊富に含まれているため冷え性改善に効果的な食品と言えます。

カシスが冷え性を改善する効果を詳しく見る⇒

筋肉疲労の回復促進効果

ニュージーランドの「Plant & Food Research社」よりカシスの効果として「筋肉疲労の緩和と回復促進効果」が報告されています。

筋肉疲労は「栄養源の不足」「疲労物質の蓄積」「酸化ストレス」の3つが主な原因と考えられます。

カシスに含まれるアントシアニンとビタミンEには血行促進効果と抗酸化作用があります。血行促進効果は筋肉に栄養をスムーズに供給し、そして疲労物質など老廃物を取り除きます。

そして抗酸化作用は筋肉疲労の原因ともなる活性酸素を除去して、筋細胞や神経細胞の損傷を防ぎます。

このように、カシスは補助的な効能ながらも筋肉疲労を緩和したり、筋肉疲労の回復を促進する効果があると考えられます。

ただし、カシスの筋肉疲労に対する効果は研究段階の範囲なので、多くを期待することはできないかもしれません。

カシスが筋肉疲労を回復する効果を詳しく見る⇒

肩こりの抑制・解消

肩こりは主に筋肉の緊張が続くことによる血行不良の症状と言われます。血行不良になるとエネルギー代謝がうまく行えなくなり、疲労物質が蓄積していきます。それが神経を刺激して肩こりに伴う違和感や痛みが生じると言われます

カシスには血流を改善する二つの成分が含まれています。

カシスに含まれるアントシアニンは末梢血管を拡張して血流を改善します。そして同じくカシスに含まれるビタミンEは血管拡張と共に赤血球に弾力性を持たせることで血行を促進します。

これらの成分の効能により、カシスには肩こりを抑制したり解消する効果が期待できると考えられます。

また、カシスは肩こりの原因の一つと言われる眼精疲労を軽減することでも、間接的にも肩こりの抑制が期待できます。

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動脈硬化の予防・改善

まだ研究段階であり可能性の域を出ませんが、カシスには動脈硬化を予防・改善する効果が期待できます。

動脈硬化の原因は高血圧などで血管に負荷がかかり、傷ついた場所に過酸化脂質が溜まることにあります。

カシスに含まれるアントシアニンとビタミンEは血流を促進する効能があるため、血圧を下げ血管の負荷を軽減する効果があります。

また、同じくアントシアニンとビタミンEには強力な抗酸化作用もあるため、過酸化脂質を抑制する効果があります。

カシスはこれら二つの効能において動脈硬化のリスクを軽減させる効果が期待できます。

カシスにおける動脈硬化の予防・改善効果を詳しく見る⇒

インフルエンザ予防

カシスにはインフルエンザウィルスを不活性化することでインフルエンザを予防する効果があることが分かっています。

インフルエンザウィルスは体内に入ると細胞に吸着し、増殖していくことでインフルエンザを発症します。

カシスにはこのインフルエンザウィルスの細胞への吸着を阻害する効能があるのです。その効能はA型、B型両方のインフルエンザに効果があることが報告されており、新型インフルエンザにも効果が期待できると言われています。

この効果はブルーベリーやアントシアニン単体では見られなかったため、カシス特有の成分による効能と推測されていますが、その成分は解明できておらずまだ研究段階の効果と言えそうです。

カシスのインフルエンザ予防効果を詳しく見る⇒

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